「夫婦で家計管理しているのに、なぜかお金が貯まらない」——実はこれ、珍しい悩みではありません。内閣府の調査によると、家計に関する意思決定を“どちらか片方”が担っている家庭は6割以上。そこには、本人たちが気づいていない「無意識のマネー格差」が横たわっています。
たとえば、金銭感覚の育ち方。夫は「節約第一」で育ち、妻は「投資教育」を受けてきたとします。同じ5万円の使い道でも、「貯めたい人」と「育てたい人」では方向が真逆。にもかかわらず、話し合わずに家計を“なんとなく”で回せば、すれ違いは当然です。
ではどうすればいいのか?答えは「価値観の棚卸し」です。夫婦でお金の使い方・貯め方・増やし方に対する考えを、紙に書き出してみてください。おすすめは、日本FP協会が公開している「ライフイベント表」や「キャッシュフロー表」。数字だけでなく、「何を大切にしたいか」「何にお金をかけたいか」を可視化することで、真の違いが浮かび上がります。
次に取り組むべきは「感情の共有」。たとえば、月末に「今月つかれたね。来月はもっと楽しめるお金の使い方を考えよう」と声をかけるだけでも、信頼関係は劇的に変わります。家計管理は“数字の操作”ではなく、“人生の対話”です。
そして最後に、「それぞれの財布」を完全に分けるのではなく、“人生の目的に使う共通財布”を1つだけ持ちましょう。「老後のための運用」「子どもの進学資金」「未来の住まい」など、目的別の資金管理は、夫婦の方向性をひとつに束ねる装置になります。
家計管理において必要なのは、ツールではなく哲学です。心が繋がった家計こそ、もっとも強いライフプランの基盤。お金を通じて、夫婦の未来を再設計してみませんか?
何か気になることがあれば、まずはプロフィールのリンクをご覧ください!
#夫婦のマネー格差 #お金の哲学 #ライフプランの再設計 #感情とお金 #家計の心理学 #共通財布のすすめ #人生を支えるお金の話
コメント