老後破綻の引き金は「お金が足りない」ではなく、「夫婦の価値観がすれ違ったまま年を重ねてしまうこと」だと知っていますか。厚生労働省の調査では、年金だけに頼った世帯の約7割が、貯蓄の取り崩しに強い不安を感じています。さらに、総務省の家計調査によれば、高齢者世帯の約3割は年間支出が収入を上回り、資産を食い潰す形で生活を維持しています。
なかでも問題となるのが、「夫は貯めていたが、妻は知らなかった」「妻が節約していたが、夫は取り崩していた」といった“情報と意識の不一致”。資産がいくらあっても、夫婦の方向性がずれていれば、それはむしろリスクです。
では、どう備えるか。まずは、年金の受給見込み額を夫婦それぞれ把握すること。日本年金機構の「ねんきんネット」を使えば、自分の将来の年金額をシミュレーションできます。そして、その差を埋めるために「iDeCoで所得控除」「NISAで運用益非課税」など、制度の使い分けが生きてきます。収入が高い方はiDeCoを優先し、控除を活かす。柔軟に運用したい方はNISAで積立投資を行う。ここまではよくある話かもしれません。
しかし、本当に大切なのは、「運用成績」よりも「お互いの運用方針を言葉にして共有できる関係性」です。夫婦のどちらか一方がリスクを過小評価、あるいは過大評価しているケースは少なくありません。家計の全体像、投資への理解度、将来の生活イメージ──これらを、1年に一度は正直に“言葉にしてすり合わせる場”を持つこと。この対話こそが、もっとも効果的な“資産運用”です。
老後は、二人三脚で築く「人生の集大成」。貯金額ではなく、見通しと信頼関係で未来の安心が決まります。制度だけに頼らず、夫婦の価値観そのものに目を向けてみませんか? もし、どこから手をつければいいか迷ったなら、その第一歩を一緒に考える準備はできています。
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